冬虫夏草(とうちゅうかそう)
Cordyceps sinensis

作用と特徴

コウモリガ科の蛾の幼虫に寄生したキノコ(虫草菌)で、古来より東洋医学の生薬(しょうやく)として珍重されてきました。日本には、主に中国の高原地帯やチベットで採取されたものが輸入されています。
十数種類のアミノ酸、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガン、βーグルカン等の微量栄養素を含み、滋養強壮、体力回復効果から栄養ドリンク剤や健康食品などに用いられています。また免疫力を高める働きから様々な領域において研究が進められ、今後、新たな薬理作用の発見、新薬への応用が期待される生薬の1つです。

注意事項

妊娠中・授乳中の方は使用を控えてください。病気の治療で服薬中・通院中の方は医師や薬剤師と相談の上で使用してください。

ちょっと一息

キノコと虫が融合した、不老長寿の秘薬

冬虫夏草は虫とも植物ともつかぬ不思議な外見をしていますが、分類学上はあくまでキノコの仲間です。
キノコの一種であるフユムシナツクサタケ(冬虫夏草菌)は、冬の間にコウモリガ科の蛾の幼虫に寄生して養分を吸収しながら成長します。やがて夏には、ミイラ化した幼虫から棒状の子実体を伸ばすのです。これを乾燥させたものが冬虫夏草。冬は幼虫に、夏は草(キノコ)に見えるため、この名が付いたといわれています。
中国では不老長寿、強壮の秘薬として紀元前から特別な食材として珍重されてきた歴史を持ち、現在でも薬膳に重宝されています。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。