ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)(じおくちるそじうむするほさくしねーと)
Dioctyl sodium sulfosuccinate

作用と特徴

非刺激性成分の湿潤性下剤に当たり、便秘薬に配合されています。界面活性作用により便の表面張力を低下させることで硬い便に水分を浸透させて柔らかくし、消化管や肛門を刺激することなく自然な排便を促します。
副作用が少なく、耐性も生じにくい(クセになりにくい)成分ですが、比較的作用が弱いため、ほとんどの場合、膨張性下剤や刺激性下剤と一緒に配合されています。

注意事項

他の瀉下薬(下剤)との併用は避けてください。妊娠中の人、病気の治療中の人は使用前に医師または薬剤師に相談してください。
使用により激しい腹痛、吐き気、嘔吐などが起こった場合は副作用の可能性があるので、使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

ちょっと一息

便秘薬はいつのむ?

便秘薬を使用すると腹痛が起こる場合もあり、落ち着いてトイレに行ける環境も必要なので、便秘薬をいつのむかは気になるポイントです。
便秘薬にはいろいろなタイプがあり、効き方もそれぞれ違います。目安として、湿潤性下剤(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)や刺激性下剤(ビサコジル、ピコスルファートナトリウム、センノシドなど)、塩類下剤(酸化マグネシウム)の場合、効果が現れるのは服用の6~11時間後。一般に便意は起床時や朝食後に腸管がよく動いて起こりやすいので、就寝前にのめば、翌朝の排便が期待できます。
初めて便秘薬を使うなら、時間に余裕があり、気持ちもゆったりできる休日に試してみましょう。便秘薬の効き方は、個人差や各人のその時のコンディションによっても異なります。自分の症状や体質、生活スタイルに合う便秘薬を見つけ、上手に利用してください。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。