セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)(せちるぴりじにうむえんかぶつすいわぶつ)
Cetylpyridinium chloride hydrate

作用と特徴

殺菌作用に優れた成分で、のどや口腔粘膜に付着した細菌を殺菌し、炎症による痛みや不快感を抑えます。また、殺菌作用により口臭を除く作用もあります。トローチやうがい薬、のどスプレー、歯みがき剤など、のどや口の中の殺菌を目的とした医薬品および指定医薬部外品に配合されています。

注意事項

口内にひどいただれのある人、現在、医師または歯科医師に治療を受けている人、アレルギー体質の人、以前に薬を使用してアレルギー症状を起こしたことのある人、妊娠または授乳中の人、他に薬を使っている人は、使用前に医師または薬剤師に相談してください。
主な副作用として、発疹、口腔や咽頭の刺激感などが報告されています。こうした症状が現れた場合や、5~6日使用しても症状の改善が見られない場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

ちょっと一息

トローチの使い方

トローチは、口の中でなめて、徐々に溶かすことによって口やのどを殺菌したり、細菌の増殖を防いだりする目的で使用します。口やのどの粘膜に局所的に作用するため外用薬に分類されており、内服してしまうと効果が薄れてしまいます。
使用する際は、かみ砕いたりのみ込んだりせずに、できるだけ長く口中に含み、有効成分が口の中に長時間保たれるようにするのがポイントです。また、薬が溶けてから30分くらいは、飲食を控えた方がよいとされています。これは、なめ終わった直後に何かを食べたり飲んだりしてしまうと、口の中に残っているトローチの成分を洗い流してしまい、効果が薄まってしまうためです。
うがい薬とトローチを両方使う場合は、うがい薬で口の中をきれいにしてからトローチをなめた方がより効果的です。どんな薬でも、その薬の効果を最大限に発揮させるために、用法用量を守って正しく使うようにしたいですね。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。