パントテン酸カルシウム(ぱんとてんさんかるしうむ)
Calcium pantothenate

作用と特徴

ビタミンBの一種であるパントテン酸にカルシウム塩が付加した成分です。パントテン酸は体内で補酵素として働き、脂質、糖質、タンパク質の代謝にかかわります。また、他のビタミンと協力して、副腎皮質ホルモンの合成や皮膚の健康維持を助ける栄養素としても知られています。
体力低下時のビタミン補給、口内炎、湿疹、皮膚炎などの症状緩和等に使用されるほか、便秘や便秘に伴う肌あれの改善などにも用いられています。

注意事項

多量に摂取することによって、より健康が増進するものではありません。定められた摂取量を守って使用してください。

ちょっと一息

健康維持に不可欠なビタミン

パントテン酸の"pan"は「いたるところ」、「どこにでもある」という意味のギリシア語に由来します。その名の通り、パントテン酸は自然界に広く分布し、様々な食品に含まれているため、通常の食事をしていれば不足することはめったにありません。また、一部は腸内細菌により合成されています。
ただし、カフェインを含む飲み物やアルコールを多く摂る人は、パントテン酸を消費しやすくなります。抗生物質などをのんでいる人も、腸内細菌からの供給が期待できないため、食事でしっかり補給するようにしましょう。特に含有量が多いのは、レバー、肉類、魚介類、納豆などです。
パントテン酸が不足すると、エネルギー代謝の異常や障害を起こし、初期には疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、便秘になったりといった症状が見られます。さらに進行すると、めまい、頭痛、動悸、不眠、知覚の異常などが起こることが知られています。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。