γ-オリザノール(がんまおりざのーる)
Gamma Oryzanol

作用と特徴

米ぬかから抽出された成分で、コレステロールの消化管からの吸収を抑え、血清コレステロールを低下させる作用があります。また、内分泌系および自律神経系の働きを整える作用が報告されています。
脂質異常症の治療のほか、更年期障害や自律神経の機能失調によって起こる諸症状の改善に用いられ、最近ではサプリメントや健康食品、化粧品などにも使用されています。

注意事項

持病のある人は医師・薬剤師に相談してから使用してください。
脂質異常症の場合、食事や運動、適切な体重の維持など生活改善も必要です。

ちょっと一息

米ぬかは栄養の宝庫

γ-オリザノールは1953年に日本の研究者によって米ぬか油から抽出された成分で、医薬品として発売されたのは1970年のことです。Oryzanolという名前は、イネ(稲)の学名Oryza sativaにアルコールの接尾辞-olを加えてつけられました。
米ぬかは、玄米を精米する時に出る米の種皮や胚の部分で、ビタミンB1、ビタミンE、ミネラル、脂質、タンパク質、食物繊維など各種の栄養素が豊富に含まれています。γ-オリザノールと同様、生活習慣病の予防・改善に役立つ栄養素として注目されている成分を挙げても、イシトール、フィチン酸、フェルラ酸、植物ステロール、γ‐アミノ酪酸(GABA)などがあり、まさに栄養の宝庫。
また、米ぬかを使ったぬか漬けには乳酸菌が含まれることから、腸内環境を整える食品として見直されています。
米から籾殻(もみ)を取った玄米の栄養素の9割以上が、米ぬかに含まれています。こんな優秀な米ぬかを捨ててしまって、白米だけ食べるのはもったいないですね。

米ぬか

監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。