葛の花由来イソフラボン(くずのはなゆらいいそふらぼん)
Pueraria thomsonii flower-derived isoflavones (Tectorigenin derivatives)

作用と特徴

葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)は、マメ科植物である葛の花から抽出した成分です。余ったエネルギーが肝臓で脂肪に合成されるのを抑制し、白色脂肪細胞内での脂肪の分解と褐色脂肪細胞内での脂肪の消費を促進することで、おなかの脂肪を減らす効果があることが報告されています。肥満気味な人、BMIが高めの人、おなか周りが気になる人に適した成分として、主に機能性表示食品などに配合されています。

注意事項

多量に摂取することで、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。摂取する際は、適度な運動と食生活の改善も必要です。

ちょっと一息

暮らしに寄り添ってきた葛

秋の七草の1つとして知られる葛は、日本人にとってなじみの深い植物です。葛湯や葛餅、葛きりなどの原料となる葛粉は、葛の根を砕き、水にさらしてデンプン質を取り出して乾燥させたもの。この葛の根は、漢方では葛根(かっこん)と呼ばれ、葛根に桂皮や甘草、生姜などを加えた「葛根湯」は、かぜや発熱、頭痛、肩こりなど幅広い症状に効く万能薬として有名です。一方、葛の花は漢方では葛花(かっか)と呼ばれ、二日酔いの予防や改善に用いられてきました。
葛の花が咲くのは8月から9月頃で、赤紫色の小さく可憐な花房からは甘酸っぱいいい香りがします。この花を摘んで乾燥させたものが葛花茶で、日本、中国、韓国などでハーブティーとして飲まれてきました。
また食用以外にも、葛のつるは古くから繊維として布を編むのに使われたり、かごの材料になったりしてきました。旺盛な繁殖力で他の植物を駆逐してしまう葛は、時には厄介者と見なされてしまうこともありますが、とても有用な植物なのです。

葛の花

監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。