アラントイン(あらんといん)
Allantoin

作用と特徴

傷んだ皮膚や粘膜の修復を促す成分で、抗炎症作用を持ちます。やけど、湿疹、皮膚炎、口内炎、にきび、痔疾患などの治療薬(外用薬)に配合されているほか、スキンケア化粧品やヘアケア製品、洗顔料、歯みがき剤、リップクリームなどにも広く利用されています。
低刺激で安全性が高く、アレルギー反応も起きにくいため、敏感肌の人にも向いています。

注意事項

使用により皮膚に異常が現れた場合は使用を中止し、医師または薬剤師に相談してください。

ちょっと一息

外用薬の使い方

外用薬と聞いて多くの人がすぐ思い浮かべるのは、軟膏やクリームなどの塗り薬や湿布などの貼り薬ではないでしょうか。外用薬にはこのほかにも、坐薬、点眼薬、点鼻薬、吸入薬、噴霧薬、舌下薬など、いろいろな形状のものがあります。のどが痛い時などになめるトローチも口の中に入れますが、胃や腸ではなく粘膜から薬の成分が吸収されるため、外用薬の仲間です。
このように外用薬は基本的に体の局所に有効成分が作用するものですが、痛み止めの坐薬のように皮膚や粘膜の毛細血管から成分を吸収させ、全身的に作用を及ぼすものもあります。外用薬は成分が最も効果的に作用するような形状につくられているため、それぞれ使用方法が異なり、「塗り方」一つとっても、経皮吸収性や効果に大きく影響を与えることがあります。
使用の際は、薬と一緒に入っている説明書、または薬のパッケージに書かれている注意事項をよく読んで正しく使用しましょう。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。