イソプロピルメチルフェノール(IPMP)(いそぷろぴるめちるふぇのーる)
Isopropylmethylphenol

作用と特徴

雑菌の繁殖を抑える殺菌成分で、軟膏やクリームなどの外用薬やハンドソープ、ボディソープ、歯磨き剤などの医薬部外品、化粧品などに広く利用されています。広範囲の細菌やカビ等に平均的に作用し、低臭、低刺激で安全性が高いのが特徴です。

注意事項

芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できません。使用により皮膚や粘膜に異常が現れた場合は、使用を中止して医師や薬剤師に相談してください。

ちょっと一息

「薬用」の意味は?

スキンケア用品や衛生用品には、製品に「薬用化粧品」と記されたものとそうでないものがあります。「薬用」がついている化粧品は、厚生労働省が許可した「人体に対して効果・効能の認められた有効成分を一定以上含む」製品で、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づいて「医薬部外品」の承認を受けています。つまり、国が定めた有効成分が配合されているものが「薬用化粧品=医薬部外品」であり、そうでないものは「化粧品」に分類されています。
また、「医薬部外品」は、病気の治療を目的とする「医薬品」とは違い、あくまでも防止・衛生を目的とするものです。例えば、軟膏やクリームなどで肌荒れを治療するものは「医薬品」、肌荒れを防止するものは「医薬部外品」ということになります。
「医薬品」「医薬部外品」は、パッケージにこれらが必ず表示されています。購入の際は、表示を参考に目的に合ったものを選ぶようにしましょう。分からないことがあれば、薬剤師に相談してください。
監修プロフィール
鈴木 龍一郎先生
城西大学薬学部 准教授 すずき・りゅういちろう鈴木 龍一郎先生

1999年明治薬科大学薬学部卒業。05年同大学大学院薬学研究科修了(博士(薬学))。 独立行政法人理化学研究所長田抗生物質研究室協力研究員、 大正製薬株式会社セルフメディケーション開発研究所主任研究員補などを経て、 17年より現職。日本薬学会、日本生薬学会(代議員)、日本臨床化学会(評議員)所属。

<分子構造モデル・構造式制作 協力>
城西大学大学院薬学研究科博士後期課程1年 佐野愛子さん
城西大学大学院薬学研究科博士前期課程2年 見沢沙瑛さん

※この内容は成分の一般的な特徴について記したものです。
製品の効能とは異なりますので、詳しくは製品の解説をご確認ください。