勃起障害(ED)の症状

EDとは「まったく勃起しないこと」だけではない

EDの代表的な症状は以下の通りです。

  • 勃起するまでに時間がかかる
  • 勃起の持続時間が短い
  • 性交渉の途中で萎えてしまう
  • 日によって勃起しないこともある

EDと聞くと「全く勃起しないこと」を想像するかもしれませんが、それだけではないのです。勃起も射精もしている場合でもEDのことがあり得ます。性行為の満足度が低い場合はEDの疑いがあると考えてよいでしょう。

EDの疑い

「朝立ちしない」はEDの最初の兆候

朝、勃起しない(朝立ちしない)のはEDの最初の兆候といわれています。睡眠時、通常の健康な男性は平均8回程度、性的興奮とは無関係な自然現象としての勃起を繰り返しています。その中で目覚める直前に起こった勃起が「朝立ち」となります。しかしEDになると勃起する力が衰えるため、こうした自然現象が起こりにくくなり、結果として朝立ちもしにくくなります。EDの最初の兆候といわれるのは、このためです。

そういうと「朝立ちしなくても勃起はするし、マスターベーションもできるから問題ない」という人がいるかもしれません。しかしマスターベーションができるかどうかは、実はEDの指標にならないのです。マスターベーションは他人を必要としない行為のため、リラックスした状態で行うことができます。リラックスしているときは副交感神経が優位になり、勃起のメカニズムが働きやすい状態になっています。従ってEDの人でもマスターベーションでなら勃起も射精も問題ないというケースが多いのです。EDの問題点は、交感神経が活性化した緊張状態で勃起しにくくなるところにあります。

LOH症候群や、うつ病を発症することも

EDの一因である酸化ストレスの増加と男性ホルモンの減少はそのまま、うつ病の原因でもあります。ストレスの高まりから交感神経が活性化し、緊張状態が続くと、人は防御反応としてそこから逃げようとするようになります。その行動のひとつがうつ病だといわれています。うつ病とEDには、実は密接な関係があるのです。

また、うつ病だけでなく「LOH(ロー)症候群」と呼ばれる、男性の更年期障害を引き起こすこともあります。LOH症候群の主な症状としては、朝立ちの減少や性欲の減退、不眠、ほてり、頻尿、やる気がなくなる、おっくうになるなどが挙げられます。LOH症候群には女性の更年期障害のように明確な指標がないため、不調があっても、それが男性ホルモンの減少のせいだと結び付けるのが難しく、注意が必要です。

LOH症候群