胸やけの対策

胃酸の分泌を正常な状態に近づけよう

慢性化した胸やけである逆流性食道炎は、胃酸の過剰な分泌と下部食道括約筋の緩みが主な原因です。加齢による衰えは取り戻すことはできませんが、胃酸の分泌を正常な状態に取り戻すことはできます。まずは胃に負担をかけない食事や生活改善に加えて市販の胃腸薬で様子を見て、治まらないようなら受診をしましょう。

胃に負担をかけない優しい食事のコツ

胸やけがする時は、暴飲暴食を避けて、以下の点に気をつけましょう。

  • おかゆ、うどんなど消化のよい物を食べる
  • 脂肪分の多い食事は控える
  • 香辛料やカフェイン、アルコールなどの刺激物を避ける
  • 熱すぎる物、冷た過ぎる物を避ける
  • 炎症を悪化させる塩分を控える
  • 和やかに楽しく、規則正しく食べる
  • 摂り過ぎないほうがよい物

    食後すぐに横にならない

    食後すぐに横になると食道と胃の位置が水平になって、胃酸が逆流しやすくなり、胸やけを起こしやすくなります。横になる場合は、上半身を少し上げるような体勢を取ります。また夕食後、すぐに寝ることも逆流性食道炎の危険性を高めてしまいますので、就寝は3時間以上経過してからがよいでしょう。

    胃酸の分泌を抑える胃腸薬を選ぶ

    胸やけ症状がある時には胃酸過多の状態となっているので、市販の胃腸薬を使用する場合には、胃酸の分泌を調整する種類を選びます。購入の際には、薬剤師に相談してください。

    胸やけに効果的な薬①:H2ブロッカー
    胃酸の過剰な分泌を抑え、胃酸過多による胸やけや胃痛を緩和する。
    胸やけに効果的な薬②:制酸剤
    過剰に分泌された胃酸を中和して弱った胃腸機能を改善し、胸やけ、胃もたれ、むかつき、胃痛などを和らげる。
    胸やけに効果的な薬③:胃粘膜修復薬
    傷ついた胃粘膜を保護・修復し、胃痛、胸やけなどの症状を改善する。

    胃の本来の働きを取り戻し、機能全体を回復させたい場合には、生薬を主成分にした漢方系胃腸薬を飲んでみるのもいいでしょう。

    症状と原因に応じた市販薬の選び方

    症状が改善しない場合は医療機関を受診する

    生活改善を行ったり市販の胃腸薬を数日間使用しても胸やけの症状が続く、症状が悪くなる、日常生活に支障を来すような場合は、早めに内科や胃腸科、消化器科を受診し、検査と治療を受けるようにしましょう。胸やけの症状に加えて強いストレスを感じている人は、心療内科に行くのもよいでしょう。

    受診が必要なケース