冷え症の症状

冷え症によって、血流が滞ることで「肩こり」や「生理痛」を起こす

血液は体の隅々の細胞まで酸素や栄養素を運び、二酸化炭素や老廃物を回収する働きをしています。冷えて血流が悪い状態では、血液が本来の働きができなくなるので、様々な不調を招きます。主に下記のような症状が起こり得ますが、他にも、むくみやアレルギーの悪化など、冷えは様々な不調につながります。

冷え症の症状①:肩こりや腰痛など体の痛み
血流が悪くなると筋肉の中に老廃物がたまり、肩こりや腰痛など体の痛みが生じる。この状態が続くと筋肉が硬くなり、周囲の血管が圧迫されてさらに血流が悪化し、痛みを助長してしまう。
冷え症の症状②:生理痛や生理不順
血流が滞ることで骨盤内がうっ血。出血がスムーズに行われずに生理痛が強くなる。また、冷えが進むとホルモンバランスが乱れ、卵巣(らんそう)機能にも影響して生理トラブルが起こりやすくなる。
冷え症の症状③:肌のくすみや乾燥
血液の流れが悪くなることで、肌の代謝回転(ターンオーバー)に影響を及ぼし、肌のくすみ、乾燥、シミやシワが起こる。目の下のクマも血行不良によるもの。老廃物がたまることで吹き出物もできやすくなる。

冷え症によって免疫力が低下し、かぜをひきやすくなる

冷えた状態が続くと、深部体温も低下してしまいます。免疫機能が適切に働くのは、深部体温が37℃前後。体温計で測り35℃になるとかぜをひきやすくなるなど、様々な病気に感染しやすくなります。臓器の働きも悪くなるため、腸の働きが低下して便秘になることも。全身の機能が低下することで体力も衰えがちになります。

注意が必要な男性の冷え症

筋肉は体の熱をつくり出します。筋肉量は一般に男性のほうが多く、男性は女性よりも冷えにくいとされていますが、男性にも冷えている人は少なくありません。その原因の1つに、血流の滞りを招く動脈硬化が考えられます。勃起不全(ED)も動脈硬化が原因で起こりやすくなります。心当たりがある人は、一度検査を受けることをおすすめします。

監修プロフィール
今津嘉宏先生
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室助手、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、首都大学東京非常勤講師などを経験。2013年芝大門 いまづクリニック開設。北里大学薬学部非常勤教員。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

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