サルコペニア(筋肉減少症)の予防法

中高年から、日常生活でこまめに動いて筋肉量を落とさず、肉を避けない食生活を

サルコペニアの予防は、中高年のうちから筋肉量を落とさないこと、タンパク質をしっかり摂ることが重要です。
筋肉量や筋力は20代をピークに減少します。筋肉量を増やし、筋力を高めるためにも日常的に掃除や買い物、散歩、階段の上り下りなどで、こまめに体を動かすことが大切です。特に、定年後に家に閉じこもりがちになるとサルコペニアになりやすくなるので、外出の機会を増やしましょう。その上で、レジスタンス運動を行うことも大切です。
また、中高年になると肉よりもさっぱりした食べ物を好む傾向にありますが、タンパク質不足はサルコペニアの元。良質なタンパク源である肉を避けないようにしましょう。高齢になるとタンパク質から筋肉をつくる効率も衰えてくるので、意識して摂り続けることが大切です。

監修プロフィール
荒井 秀典先生
国立長寿医療研究センター 理事長 あらい・ひでのり荒井 秀典先生

医学博士。日本老年学会理事長、日本老年医学会副理事長、日本サルコペニア・フレイル学会代表理事他を務める。専門領域は、老年医学一般、フレイル、サルコペニア、脂質代謝異常。1984年京都大学医学部卒。91年京都大学医学部大学院医学研究科博士課程修了。91年京都大学医学部老年科助手、93~97年米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校研究員。2009年、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授。15年、国立長寿医療研究センター副院長を経て、19年より現職。