RSウイルス感染症の予防法

RSウイルス感染症対策は、マスク・手洗い・うがい、こまめなアルコール消毒、人混みに行かないなど基本の徹底を

RSウイルス感染症は、乳幼児にとっては、大人や年長のお子様などが家に持ち込んだウイルスで感染する「家庭内感染」が最も多い感染経路となります。大人や年長のお子様はRSウイルスに感染しても鼻かぜ程度で済んでしまうため、感染に気づかないことがあります。
そのため、かぜ症状がある家族は常にRSウイルスの感染を疑い、重症化しやすい2歳未満の乳幼児にはなるべく接触しないようにしましょう。やむを得ず赤ちゃんのお世話をする場合は、赤ちゃんに触れる前に薬用石けんでよく手を洗い、うがい、マスクをつけるなど感染症対策をしっかり行ってからお世話をするようにしてください。
また、赤ちゃんが触ったりなめたりしやすいおもちゃ、コップ、手すり、イスやテーブル、ベビーカーなど身の回りの物をこまめにアルコール消毒することも大切です。さらに、赤ちゃん連れで外出する際はなるべく人混みを避けるようにしましょう。

赤ちゃんへの家庭内感染を防ぐポイント

ハイリスクの乳幼児には、保険適用で予防的な抗体投与を行うこともあります

早産で生まれた乳幼児や心臓などに先天的な病気がある場合、免疫不全の場合など、RSウイルス感染症の重症化リスクが高い乳幼児は、保険適用でRSウイルスに対する抗体を投与して予防する方法もあります。かかりつけの小児科医に相談するとよいでしょう。

監修プロフィール
黒木 春郎先生
外房こどもクリニック院長 くろき・はるお黒木 春郎先生

千葉大学医学部卒業。医学博士。千葉大学医学部附属病院小児科医局に所属し、関連病院勤務を経て、1998年千葉大学医学研究院小児病態学教官。2005年、外房こどもクリニックを開業。千葉大学医学部臨床教授、日本小児科学会専門医・指導医、日本感染症学会専門医・指導医・評議員、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」構成員等を務める。著書に『プライマリケアで診る小児感染症 7講』(中外医学社)、共著『最新感染症ガイド R-Book 2018-2021』(日本小児医事出版社)ほか。

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