巻き爪の予防法

巻き爪予防法は、爪を正しく切り、歯ブラシで爪の周りを洗って保湿ケアすることを

巻き爪は、間違った爪の切り方、姿勢や歩行の悪いくせなど、生活習慣や間違った靴選びが原因で起こる疾患です。たとえ巻き爪を治療しても、原因を突き止め、生活習慣や歩行姿勢、靴などを見直さないかぎり、いずれ再発してしまいます。そのためにも予防が何よりも大切です。
まずは正しい爪の切り方で爪を切ることが、巻き爪のいちばんの予防になります。また、入浴の際に爪の周りをきれいに洗い、状態をよく確かめるようにしましょう。
巻き爪になると、爪の脇の溝の部分に古い角質や汚れがたまりやすくなります。それにより皮膚が圧迫されると、痛みや炎症の原因になります。爪の周りは歯ブラシを使ってよく泡立てた石けんで洗うのがおすすめです。洗った後は指と指の間にも石けんが残らないように洗い流し、水分をしっかり拭き取り、クリームなどで爪も十分に保湿しましょう。

爪を正しく切り、歯ブラシで爪の周りを洗って保湿ケア

足の形や大きさに合う靴を履き、正しい姿勢で歩きましょう

巻き爪の予防にとって、足の形や大きさに合う靴を履くことはとても重要です。先のとがった窮屈な靴は、巻き爪の原因になるばかりか外反母趾のような足の変形を招き、さらには歩く姿勢が悪くなって膝や腰の不調も引き起こします。ウォーキングシューズやコンフォートシューズ、インソールなども活用して足の健康を守りましょう。最近では機能性とファッション性を兼ね備えたコンフォートシューズが数多く開発されています。
そして、歩くときは正しい姿勢と重心移動で歩くように心がけましょう。親指をしっかりと使って地面を蹴り上げることで、巻き爪になりにくくなります。浮き指がある人はインソール等で調整し、指がしっかり地面につくようにしましょう。

正しい歩き方
正しい歩き方
歩くときの正しい重心移動
歩くときの正しい重心移動
  1. ①かかとで着地する。
  2. ②小指の付け根に重心を移動する。
  3. ③さらに親指の付け根に重心を移動する。
  4. ④最後に指先に重心を移し、反対側の足に重心をのせ替える。
監修プロフィール
高山 かおる先生
済生会川口総合病院皮膚科部長・東京医科歯科大学附属病院皮膚科臨床准教授 たかやま・かおる高山 かおる先生

医学博士、皮膚科専門医、日本フットケア・足病医学会評議員、日本トータルフットマネジメント協会理事、日本皮膚免疫アレルギー学会評議員、一般社団法人足育研究会代表理事。1995年、山形大学医学部卒業。東京医科歯科大学附属病院にて足の問題を根本から解決するための装具外来、メディカルフットケア外来、歩行教室を併設するフットケア外来を開設。健康な足を保つ重要性について啓発を行っている。著書に『皮膚科医の教える本当に正しい足のケア』(家の光社)、『巻き爪、陥入爪、外反母趾 特効セルフケア』(マキノ出版)等がある。