巻き爪の症状

巻き爪の形はさまざま。形によって原因を推測しやすい

巻き爪にはさまざまな形があります。形によって原因も異なりますが、混在する場合も多くあります。

トランペット型巻き爪(湾曲爪:わんきょくそう)
アルファベットのCのような形に、両側が比較的均等に巻いていくタイプです。先端に行くほど巻きが強くなり、進行すると円を描くような状態になることもあります。浮き指など、指を使わない歩き方によって地面からの力がかからない人に形成されやすい巻き爪です。また、先の細い窮屈な靴を履く習慣でも形成されます。その場合は爪が巻くだけではなく、厚くなる傾向があります。
トランペット型巻き爪(湾曲爪:わんきょくそう)
ホチキス(ステープル)型巻き爪
ホチキスの針のような形で皮膚に食い込む巻き爪です。外反母趾による指の変形や、先の細い窮屈な靴またはサイズの合わない靴を履く習慣によって、側面から強い圧力を受け続けると形成されやすくなります。上からの見た目は普通の爪と変わりなく見えることもあるため、痛みが出るまで巻き爪に気づかないこともあります。
ホチキス(ステープル)型巻き爪

巻き爪が皮膚に食い込み、炎症を起こす「陥入爪(かんにゅうそう)」を合併することも

爪の端が周囲の皮膚に食い込んで傷つけ、炎症と痛みを引き起こす疾患を「陥入爪」といいます。巻き爪があると、陥入爪を合併しやすくなります。

陥入爪
監修プロフィール
高山 かおる先生
済生会川口総合病院皮膚科部長・東京医科歯科大学附属病院皮膚科臨床准教授 たかやま・かおる高山 かおる先生

医学博士、皮膚科専門医、日本フットケア・足病医学会評議員、日本トータルフットマネジメント協会理事、日本皮膚免疫アレルギー学会評議員、一般社団法人足育研究会代表理事。1995年、山形大学医学部卒業。東京医科歯科大学附属病院にて足の問題を根本から解決するための装具外来、メディカルフットケア外来、歩行教室を併設するフットケア外来を開設。健康な足を保つ重要性について啓発を行っている。著書に『皮膚科医の教える本当に正しい足のケア』(家の光社)、『巻き爪、陥入爪、外反母趾 特効セルフケア』(マキノ出版)等がある。