中耳炎の原因

中耳炎は、かぜをきっかけに起こりやすい

中耳炎は、細菌やウイルスが中耳に感染することで引き起こされます。かぜはそのきっかけになりやすく、かぜで鼻やのどが炎症を起こした時に、細菌やウイルスが耳管を通って中耳に侵入します。そのためかぜにかかりやすい冬場は、中耳炎にかかりやすい季節といえます。

中耳炎は、2歳未満の乳幼児に起こりやすい

中耳炎は2歳未満の乳幼児がかかりやすく、繰り返しやすい病気です。その理由は以下の2つが考えられます。

2歳児未満に多い理由①:耳管が未発達
通常、耳管は閉じているが、子どもの耳管は鼓室につながる部分が開放ぎみ。また大人に比べて太く短いため、細菌やウイルスが中耳に入り込みやすい。
2歳児未満に多い理由②:免疫力が弱い
母親から受け継いだ免疫は、生後約半年で低下。そのため免疫力がまだ弱い2歳頃までの間は、かぜをひきやすく中耳炎にかかりやすい。

中耳炎を繰り返しやすい子どもの特徴

鼻の奥に炎症が起こる副鼻腔炎や、アデノイド肥大といった鼻やのどの病気がある子どもや、集団保育の子ども、兄弟がいる子どもは、中耳炎に繰り返しかかりやすい傾向があります。これらの子どもは、親からもらった免疫が切れ、まだ自分の免疫がつくられない頃に集団生活をしているため、かぜを互いにうつし合い中耳炎にもかかりやすいのです。子どもが中耳炎を頻繁に繰り返す場合は、一時的に集団生活から引き離すのも一案です。

中耳炎を繰り返しやすい子ども
監修プロフィール
村上 信五先生
名古屋市立東部医療センター病院長 むらかみ・しんご村上 信五先生

医学博士。80年愛媛大学医学部附属病院、愛媛県立中央病院、89年米国スタンフォード大学研究員、92年愛媛大学医学部耳鼻咽喉科講師、98年より名古屋市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頚部外科学教授、2012年より同大学学長補佐、14年より名古屋市立大学病院副病院長を経て、18年より現職。

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