「トイレに行く回数が多いかな」と思ったら、我慢せず病院へ
前立腺肥大症は予防がなかなか難しい病気です。また進行性の病気でありながら、初期症状が出ているのに、発症に気づかないケースも少なくありません。そのため病気の発症に気づき、適切に治療を行って進行を止めることが前立腺肥大症の予防に近いといえます。
前立腺肥大症の特徴的な症状に頻尿があります。前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、トイレに行っても1回で排尿できずに何度も行くようになります。一般的な成人の1日の排尿回数は多くても5~6回程度といわれています。それよりも回数が多い、最近トイレに行く回数が増えた、夜トイレに行くことが増えたなと思ったら、一度病院を受診してみましょう。

禁煙、適度な飲酒、バランスのよい食事、運動、適正体重の維持
前立腺がんに関しては、日本人を対象とした研究結果から定められた「科学的根拠に基づいた『日本人のためのがん予防法』」にある、がんリスクを減らす健康習慣を実践することで、がんになる確率を低くしていくことが可能です。がんリスクを減らすための健康習慣とは、以下の5つです。
- 禁煙
- 適度な飲酒
- バランスのよい食事
- 体を動かす
- 適正体重の維持
これらの健康習慣を実践することで、がんリスクはほぼ半減するというデータがあります。
適切な医療機関の受診、そして生活習慣の改善を心がけ、前立腺疾患の予防につなげていきましょう。