うつ病の症状

うつ病は病気、「うつ」は気分

気分が落ち込み、やる気が出ない状態というのは、多かれ少なかれ誰もが経験しているはず。けれども、そうした気分の浮き沈みと、うつ病は似ているものの、同じではありません。数値などの明確な基準を示して違いを説明することは難しいですが、おおまかには「症状の強さ」「持続する期間の長さ」「生活への支障の出方」などで判断をすることになります。

うつ病 うつな気分
症状の強さ 強い
(生きていることにつらさを感じる)
弱い
(つらいが生活はできる)
日常生活への支障 大きい 小さい
症状が出たきっかけ はっきりしていない はっきりしている
症状が続いている期間 2週間以上 一過性
人とのコミュニケーション 人と接したくない 人に頼りたくなる
仕事や趣味 意欲がなくなる 気が紛れるのでやりたい
症状の変化 よいことがあっても改善しない よいことがあれば改善が見られる

「何も面白くない」「何をやっても無駄」意欲と感情の喪失

うつ病の場合、何かよいことがあっても気持ちが上向きになることがなくなるなど、心の働きが阻害されます。特に顕著なのが意欲と感情の喪失です。

うつ病の症状①:意欲の喪失
何をしても面白いと思えなくなり、何かをしようという意欲がわかなくなる。仕事や家事だけでなく、食事や入浴などの生活動作ができなくなることも。
うつ病の症状②:感情の喪失
根拠のない絶望感を抱き、何をしても気分が重く、悲しくなる。悪化すると、その悲しみさえ感じられなくなって、生きることの意味を感じられなくなっていく。

その他、理解力、判断力、集中力にも滞りが生じ、ただひたすらに自分を責めたり、悲観的な考えから抜け出せなくなったりします。なお、うつ病を発症した人を周囲から見ると、下記のような変化が感じられることがあります。

うつ病の症状の見え方

  • 口数が減った
  • 声が小さくなった
  • 目線が下を向きがち
  • 表情が硬く、乏しくなった
  • だるそうに見える
  • 周囲への関心が薄くなった

不眠、食欲不振、痛み…体に現われる、うつ病の症状

うつ病になると、心だけでなく体にも変調が現われてくることがあります。体に現われるうつ病の症状としては、以下のようなものがあります。

これらの症状は自律神経失調症と似ているため、そのように診断されることもあります。自律神経失調症の陰にはうつ病や心の病気が潜んでいる場合もあるのです。

うつ病が疑われる症状

  • 眠れない、または眠くてたまらなくなる
  • 食欲がわかず、食べる量が減る
  • 頭や背中、腰、関節などに痛みを感じ、その部位が転々とする
  • 手足がしびれる
  • 息苦しい
  • 口が渇く
  • のどに何かが詰まったような感覚がある
  • 汗をかく
  • のぼせやほてりを感じる
監修プロフィール
堀江重郎先生
順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教授 ほりえ・しげお堀江重郎先生

日本Men’s Health医学会理事長。日本抗加齢医学会理事長。泌尿器がんの根治手術と男性医学を専門とし、全ての男性を元気にする医学を研究している。

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