ヘルペスの症状

原因のヘルペスウイルスや初感染時と再発時、年齢などによっても症状が異なる

単純ヘルペス1型初感染時
幼少期に初感染した場合は、気づかないほど軽度なことがほとんど。しかし大人になってから初感染した場合、通常4〜7日後に感染した場所が赤く腫れ、小さな水ぶくれが多数現れる。感染部位付近のリンパ節の腫れや痛み、発熱、だるさ、頭痛などの強い全身症状を伴うこともあり、治るまでに2〜4週間かかる。
単純ヘルペス1型再発時
再発例で最も多いのが、口唇ヘルペス。まず症状が現れる前兆として、チクチク、ピリピリしたかゆみや、ほてりが出る。前兆からおよそ半日以内に赤い腫れが起こり、1〜3日後に腫れた場所に小さな水ぶくれができる。この時、発熱などの全身症状を伴うこともある。約1週間後には、かさぶたになり、数日で自然に治る。
発症のサインと症状
▽水疱が破れて びらん化したもの
水疱が破れて びらん化したもの
帯状疱疹
帯状疱疹は体の片側の神経に沿って、刺すような強い痛みやヒリヒリした感じが数日〜1週間続く。この時、夜も眠れないほどの激痛が4〜5日続くケースもある。その後、虫に刺されたような赤い発疹が出て、発疹の上に多数の水ぶくれができる。水ぶくれは黄色い膿をもち、1週間前後で破れてただれ、発症から約2週間でかさぶたとなり、3週間で治癒する。通常生涯で1回のみ発症するが、2回発症する人も増えている。頭から顔に発症する三叉神経領域の帯状疱疹は重症化するため、早期治療が必要となり、場合によっては入院治療となる。皮膚症状が治まった後も強い痛みが3カ月以上続く場合、帯状疱疹後神経痛が疑われる。

大人になってからヘルペスウイルスの初感染は重症化しやすい

昔は幼少期、親子や祖父母と孫など家族間でほおずりやキスをして感染するケースが多く、ほとんどの人が1~4歳までに感染していました。ところが最近は、核家族化や衛生面の改善などによって抗体保有率が低くなっています。幼少期に一度感染するとウイルスに対する抗体ができるため、大人になって再発しても軽症で済むケースがほとんどです。一方、大人になって初めて感染すると、重症化しやすい傾向があります。

監修プロフィール
今津嘉宏先生
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室助手、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、首都大学東京非常勤講師などを経験。2013年芝大門 いまづクリニック開設。北里大学薬学部非常勤教員。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

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