体臭の予防

汗腺の機能を高めて「よい汗」をかこう

サラサラした「よい汗」は蒸発しやすく、皮膚を弱酸性に保ち、雑菌の繁殖を抑えるのでにおいが発生しにくくなります。こうしたよい汗をかくには、しっかり汗をかいて汗腺の機能を高めることが大切です。汗腺の機能を高める方法としては、運動で汗をかくことと、湯船に浸かりしっかりと発汗することです。よい汗をかくための入浴法は次の通りです。毎日運動をして汗をかくことができなくても、この入浴法を実践することで簡単に汗腺を鍛えることができます。3週間続けると、汗腺として働いていなかった「休眠汗腺」の30%が目覚め、汗腺の機能が高まります。

体臭を防ぐ、よい汗のための発汗入浴法

1 熱めの湯で手足浴

43〜44℃の熱めの湯に、ひじ先とひざ下を10〜15分ほど浸ける。手足に多くある「休眠汗腺」を集中的に温める。

熱めの湯で手足浴

2 ぬるま湯で半身浴または全身浴

湯を足し、36℃ほどのぬるめの湯に10〜15分ほど浸かる。熱めの湯で高まった交感神経を鎮める。

ぬるま湯で半身浴または全身浴

3 風呂上がりに汗を自然に蒸発させる

体温調節のための汗をきちんと出し、汗が自然に蒸発するまで待つ。生姜ドリンクなどで水分補給するのもよい。

風呂上がりに汗を自然に蒸発させる

加齢の体臭「加齢臭」を防ぐには生活習慣の見直しを

「加齢臭」や生活習慣の乱れによって起こる体臭を防ぐポイントは2つです。

1つは、活性酸素による皮脂の酸化を防ぐこと。ストレスをためず、脂質の多い食事に注意し、規則正しい生活を送るようにすることで体臭を防ぐことができます。野菜や果物に含まれるβ-カロテンやビタミンC・E、緑茶、大豆、玉ねぎなどに含まれるポリフェノールやコエンザイムQ10など、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂ることも大切です。

もう1つが、腸内環境を整えることです。腸内から悪臭が発生しないよう、老廃物をためず、食物繊維や乳酸菌を多く摂るようにしましょう。

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監修プロフィール
今津嘉宏先生
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、麻布ミューズクリニック院長、北里大学薬学部非常勤講師などを経て、2013年芝大門いまづクリニック開設。慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。