打撲(だぼく)・ねんざの症状

打撲は痛み、腫れ、青アザなどができる。骨折が起こることも

打撲は体の一部を打ったために筋肉などが損傷するけがで、症状は痛み、腫れ、青アザなどが現れます。筋肉などの内部には直径1mm以下の血管が至るところに走っていますから、打撲が起こると血管が切れて内出血し、青アザができます。軽い打撲の場合、出血は周囲に散らばって、一定期間の後、自然に吸収されて痕は残りません。しかし、強打すると筋肉内で一定程度出血して「血腫」ができ、腫れや強い痛みが起こります。

注意が必要なのが打撲だけでなく骨折を伴っているケースです。胸を強く打った場合、深呼吸してみて胸が痛む時は肋骨骨折が疑われます。また、手足の打撲で骨折した場合は、骨が変形していたり、関節が普段は動かない方向に曲がったりします。

打撲の状態

ねんざは、ひねった瞬間に強い痛みが出る。足首やひざは、靱帯断裂にも注意

ねんざは関節をひねって起こるケースがほとんどです。もっとも多いのが足首のねんざで、続いてひざ、手の指(つき指)によく起こります。靭帯をどのくらい損傷したかによって、症状はかなり違ってきます。

足首のねんざ
足首をひねった瞬間、強い痛みがあり腫れてくる。靭帯のごく一部分を損傷した場合は症状も軽く、自分で足首を動かしても痛みはなく、患部を指で押すと痛む部分がある程度。損傷が大きくなると足首をどの方向に動かしても痛み、腫れが大きく内出血を起こすことも。足首がグラグラと不安定な場合は、完全な靭帯の断裂が疑われる。症状が強い場合は、足首の骨折も考えられる。
足首のねんざ
ひざのねんざ
ひざには前後の動きの安定性を保つ「前十字靭帯」と「後十字靭帯」、横の動きの安定性を保つ「内側側副(そくふく)靭帯」と「外側側副靭帯」などがあり、必要以上に伸ばされるとねんざし、ひどい時は断裂する。中でも、内側側副靭帯と前十字靭帯はスポーツで損傷しやすい。内側側副靭帯を損傷すると、激しい痛みと強い腫れが起こり、歩行も困難になる。前十字靭帯は損傷した瞬間、「ボキッ」という断裂音がすることが多く、痛みと腫れが起こる。
ひざのねんざ
監修プロフィール
今津嘉宏先生
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室助手、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師、首都大学東京非常勤講師などを経験。2013年芝大門 いまづクリニック開設。北里大学薬学部非常勤教員。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

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