疲れ(疲労)の対策

その日の疲れはその日のうちに解消!

疲れを慢性化させてしまうと、回復までかなりの時間を要してしまいます。その日の疲れはその日のうちに解消するつもりで、疲れをためない生活を心がけることが大切です。疲れをとるのに、最も重要なのが質のよい睡眠。よい睡眠をとるためにも、1日を計画的に過ごしてみましょう。例えば、夕方以降に気が滅入ることをすると寝つきが悪くなる場合もあるため、午前中に嫌な仕事や面倒なことを終わらせて、15時以降は楽しいことをするのも一案。寝る前には、アロマオイルを焚いたり、ヒーリング音楽を流すなどして心身がリラックスできる環境を整えるとよいでしょう。

疲れ解消生活スタイル

熱めのシャワーで1日をスタート。自律神経を整えよう

慢性的な疲労を訴える人の多くは自律神経の働きが乱れがち。活動神経の交感神経と、リラックス神経の副交感神経の切り替えを意識しながら生活を整えてみましょう。

例えば、疲れている時はリラックスすることに偏りがちですが、朝は体をほどよく刺激して、1日のリズムをつくることが大切です。起床後に熱いシャワーを浴びるか、少し強めの運動をすると、交感神経が活発になります。

疲れ解消熱めのシャワー

笑いを心がけてストレスに強くなる

ストレスが多い生活でも、ちょっとした工夫でストレスをためにくく、免疫力の強い体をつくることができます。笑うとウイルスを撃退するNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化。ストレスに強くなれます。家庭内のちょっとした会話はもちろん、お笑い番組や落語のDVDなどを使って、なるべくよく笑う生活を心がけてみましょう。作り笑いでも免疫力が上がるといわれています。

疲れ解消笑いのすすめ

疲労回復に効くドリンクやサプリメントを活用

ドリンクやサプリメントの中には、疲労回復に効果が高く、継続してのむと疲れがたまりにくくなるものがあります。例えば、肉体疲労時には、ビタミンB群が有効です。疲れると体内の活性酸素が増えますが、その増加を防いでくれるのがビタミンCやコエンザイムQ10。また、鶏の胸肉に多く含まれているイミダゾールジペプチドも抗酸化作用が高いです。

また、ドリンクやサプリメントは精神的な疲労にも効果的。日常的に摂取すれば、疲れから回復しやすい体をつくることも期待できます。 疲労回復におすすめの成分は次の通りです。

疲労回復で摂取したい成分①:ビタミンC(アスコルビン酸)
ビタミンC(アスコルビン酸)は生活習慣病や老化と関係があり、疲労を引き起こす活性酸素を抑える働きがある。1日3,000mgを摂取すると、抗酸化作用が見られる。
疲労回復で摂取したい成分②:ビタミンB1
ビタミンB1は、運動後の疲れ、乳酸などの疲労物質が溜まったときに有効。疲れからくる手足のしびれやむくみ、食欲不振、不安、集中力不足などの症状にも。
疲労回復で摂取したい成分③:ビタミンB2
ビタミンB2は、ストレスを強く感じたときに効果的。ストレスからくる目の充血、肌荒れ、口内炎の症状を抑える働きも。
疲労回復で摂取したい成分④:ビタミンB6
ビタミンB6は倦怠感があるときに有効。疲労性の免疫力低下からくる皮膚炎、口内炎、じんましん、湿疹、アレルギー症状を抑えるほか、ストレスによるイライラや精神を落ち着かせる働きも。
疲労回復で摂取したい成分⑤:コエンザイムQ10
コエンザイムQ10はビタミンCと同様に、活性酸素の増加によって疲労が起きている場合に有効です。1日100mg摂取すると、抗酸化作用が見られる。
疲労回復で摂取したい成分⑥:アミノ酸
アミノ酸は、疲労で傷ついた体の細胞の修復に必要。分枝鎖アミノ酸(BCAA)といわれるバリン・ロイシン・イソロイシンを運動や長時間の作業時にのむと、疲労感が軽減する。
疲労回復で摂取したい成分⑦:カルニチン
カルニチンは抗酸化作用が高く、脂肪酸の代謝改善にも効果がある。特に体が疲れている時に有効なサプリメント。
疲労回復で摂取したい成分⑧:イミダゾールジペプチド
イミダゾールジペプチドは、鶏の胸肉に多く含まれているペプチド。肉体疲労時に摂取すると疲労感が軽減し、運動機能の回復が見られる。
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監修プロフィール
今津嘉宏先生
芝大門 いまづクリニック院長 いまづ・よしひろ今津嘉宏先生

1988年藤田保健衛生大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室、同大学医学部漢方医学センター助教、WHO intern、麻布ミューズクリニック院長、北里大学薬学部非常勤講師などを経て、2013年芝大門いまづクリニック開設。慶應義塾大学薬学部非常勤講師、北里大学薬学部非常勤講師。著書に『風邪予防、虚弱体質改善から始める 最強の免疫力』(ワニブックス)など。

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