「自律神経」と「腸内環境」が花粉症予防のカギ
花粉症と自律神経は大きく関係し、ストレスや過労などで自律神経が乱れていると、花粉症の症状が強く現れてしまいます。自律神経を整えるためにも睡眠はしっかりとること。また、起床時間を一定にして規則正しい生活を心がけることも大切です。
花粉症予防には体内の免疫細胞の約7割が集まっている腸を整えることも重要です。日頃から発酵食品や食物繊維を積極的に摂るようにし、腸内環境を整えておきましょう。
- 腸内環境を整える栄養素
- β-カロテン・ビタミンCを多く含む食品…緑黄色野菜や果物など
- ポリフェノールを多く含む食品…大豆や大豆製品、トマト、れんこんなど
- 食物繊維を多く含む食品…海藻類、根菜類など
- 発酵食品…納豆、ヨーグルトなど
花粉症の予防治療として薬を服用する方法も
通常、薬は症状が出てから使うのが基本です。しかし、花粉症は他の病気とは異なり原因がはっきりしており、毎年同じシーズンに症状が現れるものです。そのため花粉症は医療機関では薬による初期予防治療が認められており、花粉症のシーズン前に薬をのみ始めることによって発症を遅らせたり、軽い症状に抑えたりすることができます。花粉情報をこまめにチェックして、飛散時期の1週間以上前に診察を受け、症状に応じた処方をしてもらいましょう