夏の「マスク焼け」&「マスク乾燥肌」を防ぐ!日焼け対策と正しい夏肌ケアとは?

夏の「マスク焼け」&「マスク乾燥肌」を防ぐ!日焼け対策と正しい夏肌ケアとは?

マスクをつけて外出するのが当たり前となった今年の夏。マスクで顔が隠れるからといってUVケアをおろそかにしていると、肌にうっすらとマスクの日焼け跡が残る「マスク焼け」をしてしまうかもしれません。

また、夏の肌はエアコンや紫外線の影響などで、想像以上に乾燥した状態。実はマスクをつけると意外にも肌の乾燥は進みます。「マスク焼け」と「マスク乾燥肌」の対策を万全にして、この夏を乗り切りましょう。

<目次>
1.マスクの中も日焼けする可能性がある
2.マスクのあの部分は、元々、日焼け止めを塗り忘れやすい場所だった!
3.日焼け止めは「顔全体にたっぷり」が鉄則!「5点置き」で塗り忘れ・ムラを防いで
4.マスクや汗でファンデーションが落ちたら、日焼け止めも落ちています
5.ステイホームでも雨の日でも、忍び寄る紫外線。油断は禁物です
6.夏の肌は想像以上に乾いている!マスクでさらに乾燥するって本当!?
7.「マスク乾燥肌」を予防する逆転の発想とは?

マスクの中も日焼けする可能性がある

マスクをするとマスクの中は日焼けしないのでしょうか?
UV(紫外線)カットを謳ったマスクも登場していますが、UVカットを謳っていない一般的な不織布マスク(サージカルマスク)でも、マスクの内側の紫外線到達量は少なくなります。また、綿や麻でできた、いわゆる布マスクよりも、不織布マスクの素材に使われているポリエステルのほうが、UVカット率が高くなるという報告もあります。

でも、だからといって「マスクから出ている部分だけに日焼け止めを塗ればいい」と考えてしまうのはNG!マスクをしていれば日焼けをしないということではありません。

マスクのあの部分は、元々、日焼け止めを塗り忘れやすい場所だった!

そもそも、私たちが顔に日焼け止めを塗る際、塗り忘れや塗りムラが起きやすい場所があります。それは、正面を向いて鏡を見た時に「鏡に映らない部分」。代表的なのは耳の前からエラにかけての「顔の側面」です。また、小鼻のキワ、耳や耳の後ろ、エラの下、髪の生え際も、塗り忘れや塗りムラが起きやすいポイントです。

これらはちょうどマスクの端や耳かけのゴム紐が当たる部分。しかもゴム紐で肌がこすれることによって、せっかく塗った日焼け止めが落ちやすくなってしまいます。そのため、普通に日焼け止めを塗ったつもりでも、「マスク焼け」が起きやすい状態なのです。

日焼け止めは「顔全体にたっぷり」が鉄則!「5点置き」で塗り忘れ・ムラを防いで

マスク焼けを防ぐ鉄則は、マスクの内側になる部分も合わせた顔全体に、特に側面に注意しながら日焼け止めをたっぷり均一に塗ること。

最近の日焼け止めは伸びがよいため薄く塗ってしまいがちですが、製品に表示されている「SPF」や「PA」の値は、薄く塗ると効果が十分に発揮されないこともあります。しかも、マスクをつけていることで顔に汗をかきやすく、マスクで肌がこすれて日焼け止めが落ちやすい状態なので、普段よりも多めに塗ることを意識しましょう。

日焼け止めを顔全体に均一に塗るコツは、おでこ、鼻、両頬、あごの5点に置いてから塗り広げること。こうすることで日焼け止めが顔全体に均等に行き渡り、塗り残しや塗りムラが起きにくくなります。

マスクや汗でファンデーションが落ちたら、日焼け止めも落ちています

日焼け止めは2、3時間ごとに塗り直すということも大事なポイントです。ファンデーションがよれていたり、外したマスクの内側にファンデーションが付着していたりする時は、その部分の日焼け止めも一緒に落ちてしまっている証拠。化粧直しの前に日焼け止めも忘れずに塗り直しましょう。

化粧直しをする際は、ファンデーションが落ちた部分だけをティッシュオフし、日焼け止めを塗ってからファンデーションを塗っていきます。この時、日焼け止めもファンデーションも、こすらずに叩き込むようにすると、きれいに仕上がります。

ステイホームでも雨の日でも、忍び寄る紫外線。油断は禁物です

自宅にいることも多い今年の夏ですが、肌の奥まで入り込み、シワやたるみの原因となる紫外線「UV-A」は窓ガラスを通過して室内にも届きます。ステイホームの日でも、UVケアは欠かさないようにしましょう。

紫外線の量は、曇りや雨の日でもそれほど減りません。快晴の時に比べて、うす曇りの場合は約80~90%の紫外線が地上まで届いています。曇りなら約60%、雨でも約30%の紫外線が到達しています。また、雲の間から太陽が出ている場合は、雲からの散乱光によって、快晴の時よりも紫外線が多くなることも。曇りの日でもマスク焼けには注意が必要です。

夏の肌は想像以上に乾いている!マスクでさらに乾燥するって本当!?

夏は皮脂が多くなるので肌は潤っていると思われがちですが、実はエアコンや紫外線、室内外の温度差の影響で、肌の内側は想像以上に乾燥しています。さらにこの夏、注意したいのが「マスク乾燥肌」です。

マスクをしている間は、肌がしっとりと潤うイメージがありますが、実は吐いた息に含まれる水分が蒸発する時に、肌の角質層に含まれる水分も一緒に奪われやすくなります。そのためマスクの隙間から徐々に水分が蒸発して乾燥肌に、またマスクを外した時には、急速に肌の乾燥が進んでしまうのです。

「マスク乾燥肌」を予防する逆転の発想とは?

マスクを外した時などに角質層の水分まで奪われてしまうことから、マスク内の湿度がいくら高くても、肌の保湿のプラスにはなりません。マスク乾燥肌対策は、逆転の発想で「マスク内が蒸れないようにする」ことが大切です。例えば、不織布マスクの内側にガーゼをはさみ、湿ってきたら交換するとよいでしょう。また、化粧直しと一緒に肌の保湿もし直すことが、乾燥を防ぐことにつながります。

さらに、マスクをしていると肌の雑菌が増えたり肌がこすれたりして、肌荒れを起こしやすくなります。マスクをこまめに取り換えて清潔を保つことが理想ですが、それが難しい場合は、自分の顔に合ったサイズのマスクを使うことを心がけましょう。大きすぎるマスクは隙間から水分が奪われて肌が乾燥しやすくなったり、逆に小さいと肌がこすれやすくなったりして、サイズが合わないことで肌への負担が増してしまいます。また、家に帰ったらマスクを外して保湿などのケアを行い、負担をかけた肌を十分にいたわることが大切です。

マスクの着用でウイルス感染拡大を予防しながら、同時にマスクによる肌トラブルも防いで、体も肌もすこやかな夏を過ごしていきましょう。

日焼けについて詳しくは「疾患ナビ」でも紹介しています。
夏の保湿ケアについて詳しくは「健康コラム」でも紹介しています。

本記事は、UVケアブランド「コパトーン」、保湿美白(※)ケアブランド「AdryS(アドライズ)」の製品開発担当者への取材をもとに構成しました。
※美白:メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ