背骨のゆがみ度チェック
人間の体は、背骨と呼ばれている柱に支えられています。背骨は、24個の骨が積み木状になってできています。正面から見るとまっすぐですが、横から見ると首の部分が緩やかに前に、背中の部分が後ろに、腰の部分が再び緩やかに前に弯曲しているS字形(S字弯曲)をしています。背骨は体の柱の役目を果たしているだけではありません。背骨の穴の中を脊髄(せきずい)という神経の束が通っていて、その脊髄から枝分かれした末梢神経が全身の筋肉や内臓、器官を動かしているのです。正しい姿勢とは、この人体の唯一の柱である背骨に負担をかけることなく、すべての筋肉や内臓、器官につながる神経の機能を最大限発揮させるために必要な体勢なのです。
背骨のゆがみ度チェック
正しい姿勢を身に付けることは、地球に対して体を垂直に保っていられる能力(筋力とバランス感覚)を身に付けることとイコールです。特に、人は立っている時に比べ、座った時に猫背になりやすい体の構造をしているので、理想的な背骨の形=S字カーブを保ったまま座れるイスの正座を余裕で30分保てるようになることが姿勢改善のカギを握ります。
●左右の歪みのチェック法
①頭の傾き(両目の高さ又は両耳の穴の高さ)
②肩の高さ
③骨盤の片寄り・傾き(ウエストのくびれ方)
④体のねじれ(顔、肩、骨盤部)
⑤つま先の向き
が左右対称であるかどうかをチェックします。もし、正面もしくは背後から見て、非対称な部分があるとしたら、骨盤や背骨における左右の歪みが疑われます。
まずは以下をチェックしてみましょう。